ビリーフとは?

ビリーフとは? 人生の地図、あなたの人生の意味を決め、行く先や行動の源泉となっている枠組み

私たちの人生は、自分自身の「ビリーフ(思い込み)」によって、大きく形作られています。それはまるで私達自身の地図のようなものとも言えます。地図がある事で安心して旅をすることが出来ます。何故なら、地図を参照すれば、どこにどんなモノがあるか(川、山、橋、道路等々)予め知ることが出来るからです。ですが、実はビリーフの落とし穴はそこにあるのです。この心の中に持っている地図は実際の現実の状況に対応していません。対応しているように見えているだけなのです。(あるいはそう見たいと強く願っている)

ビリーフとは
ビリーフとは、幼少期から形成された深い信念や思い込み、社会通念等のことです。
「自分はこうあるべき」「こうでなければならない」といった無意識の枠組みが、私たちの行動や感情に大きな影響を与えています。
ここで言う無意識の枠組みとは、言葉に出さずとも「当たり前」として持っているものであったり、言葉にはなっていないが、自動的に自分を動かすものです。(思考、感情、行動)

ビリーフの例をいくつか見ていきましょう。
「完璧でなければならない」
「失敗は許されない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「自分には才能がない」

どれも一見当たり前のように思えて、何ら間違っていないものです。いえ、むしろこのようなビリーフを持っているからこそ、社会で普通に生きることが出来たり、周りから疎外されずに、安心して暮らすことが出来るのです。
ここで問題なのはビリーフに「良い・悪い」の判断を持ち込んでしまう事です。(良い・悪いについてはまた別の機会にお伝えします。) 「良い・悪い」で判断するのではなく、そのビリーフなり社会通念が自分の行動や思考、感情にどのように影響しているか?を見ることが重要です。
もし、制限していたり、感じたくない感情を感じていると自覚したなら、ビリーフチェンジをするタイミングが来ているのだと思ってください。

ビリーフチェンジの重要性
制限的なビリーフに気づき、それを解放することで、人生は大きく変わります。
本来の自分らしさを取り戻し、新しい可能性が開かれていくのです。ただ自分自身ではこの思い込みに気づくことが困難です。皆さんも思い当たる節があると思いますが、他人に事はよく見えるけど、自分の事となると…。まさにこの通りなのです。
またビリーフには様々なレイヤー(層)があり、様々な価値観ともつながっています。雑草と似たような物と思えば想像しやすいかもしれません。土の表面から太陽に向かって茎や葉を伸ばす事が行動、花は感情、種はその結果。土の中では根が深く張ったり、横に広く伸びてもいます。表面の茎や花を取り去っても、根が残っているとまたすぐに生えてきます。またその種(結果)は発芽して根を生やし、どんどん増えていきます。そうすると、いつのまにかそのあたり一帯は単一の雑草だらけになり、他の植物を寄せ付けません。 心も同じで、ビリーフがびっしり根を張ってしまうと、他の考えを受け入れようとしなくなってしまいます。結果としてその土は瘦せていきます。色とりどりの花や草、木々を育てるには、まず土を回復させる必要があります。
私達自身も同じで、まずは自分の心の中に張っている雑草の根を養分に変え、土、心を柔らかくしていくのです。

次回は、具体的なビリーフの見つけ方についてご紹介していきます。

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